連載記事
北九州 あの日あの頃
エピソード18
タイトル 正岡子規を訪ねて
投稿者 髙木 一政さん(79歳)
「子規が乗り漱石が乗りて三津に行き、道後に行きし汽車かこの汽車」
私たち「北九州商工会議所」40名の知識人(男性32名、女性8名)が、遠路北九州の地より子規のお教えを勉強するために、四国の松山にある子規堂を訪問した時の写真です(昭和51年11月。私は当時48歳の美男子でした。笑)。
堂内は子規の直筆原稿や遺墨、遺品などの展示のほか、中学時代に作ってもらった勉強部屋も復元されていました。筆まめで鋭敏だったという子規の性格を感じ取ることができました。写真撮影をした場所は、伊予鉄道の創業時にドイツで製造された「坊ちゃん列車」の客車です。夏目漱石が小説で「マッチ箱のような汽車」と評したことでも有名ですね。
夜はホテルで飲めや歌えの大宴会。昼間に勉強した「正岡子規の教え」は一時忘れて、非常に盛り上がり、楽しかったです。帰路では少し飲み過ぎたことを反省しつつ、文豪の歴史に触れることができた思い出と共に、北九州へ戻りました。今でも時折思い出し、当時を懐かしんでいる今日この頃です。
子規堂は、正岡家の菩提寺である正宗寺(しょうじゅうじ)境内にあります。境内の墓地には高浜虚子の筆塚や子規の理髪塔、内藤鳴雪の髭塔などもあります。皆さんも正岡子規が実際に歩んだ道を歩いてみませんか?
写真募集
懐かしい思い出の写真を募集しています。昔の風景・学校生活・家族・仲間...。どんなお写真でも構いません。ご提供頂いたお写真は編集部でデータ化したのち、責任を持って返却致します。
◎送付先 さくら編集部に郵送またはメールで
◎お問い合わせ さくら編集部 TEL093-965-6080
タイトル みんな貧しかった
エピソード1
タイトル わがふるさとの街
エピソード3
タイトル 修学旅行
エピソード5
タイトル ハッシャ-オーライ
エピソード7
タイトル わくわくした修学旅行
エピソード9
タイトル 父の出征前に撮影した家族写真
エピソード11
タイトル 幸せの礎は平和
エピソード2
タイトル 卒業証書無き卒業生
エピソード4
タイトル 父出征前の家族写真
エピソード6
タイトル 忘れられない飴の味
エピソード8
タイトル 同級生と集まった新成人の夕べ
エピソード10
タイトル 父の年末が来る度に思い出す
若き日のエピソード
エピソード12
タイトル 思い出は遠くになりにけり
エピソード14